実は最近、といってもここ数日ですが、
家族揃って車に乗って山寺温泉に行ってます。
といってももともと住んでいた山寺の何のことはない普通のお風呂に入るために車に乗って毎日通っているのです。
私たち家族は土砂災害の後、まだ現在仮住まいで、日々山寺に出勤するスタイルを続けています。
ところがある日突然、父がこんなことを言い出しました。
「わしは寺でお風呂に入って寝たい!!」
そこからあわてて給湯器を設置し、ガスの工事もしました。
できたとたんにその日から山寺でお風呂に入って、寝て、
翌朝、朝食をとるために一時仮住まいに帰宅、また山寺へという生活に変化しました。
いまの仮住まいは非常にスペースも広く快適に過ごさせていただいているのですが、
とは言え、やはりどうやっても仮住まい。
もう半年にもなるとやはり家が恋しいものです。
とくにお風呂。
これは特にうちでは重要なんです。
なんといってもつい5年ほど前まで五右衛門風呂だった我が家が私の結婚を機にユニットバスにリフォームしたのです。(詳細は以前の記事をご覧下さい。)
*「さよなら五右衛門風呂 」
*「さよなら五右衛門風呂パート2 」
それからというもの、もう家族皆、風呂焚きの呪縛から解き放たれ、毎日お風呂に入るたびに
「スイッチひとつでお湯が出てくるなんてありがたいなぁ、ほんま贅沢やなぁ」を連呼してました。
そんなありがたみも薄れてきた昨年の9月にあの災害。
とにかくお風呂場のすぐ裏は土砂で埋め尽くされ、給湯器も流され、お風呂の脱衣所のドアもひん曲がり、そのすぐ横の庫裏はすべて流失するという被害には遭いましたが、なんとか癒しのバスルームは助かりました。
ですからこの山寺のお風呂は私たちにとってはまさに奇跡のお風呂。
はじめて仮住まいから山寺で入浴、就寝し帰宅した両親は、そろって、
「ええわ~やっぱり、そら寺のお風呂に限るで~、あんたらも入りにおいでよ~」
そう言われると行かないわけにはいきません!!
早速その週末に主人と娘たちと連れ立って温泉気分で出かけました。
山寺温泉(笑)での子供たちの興奮のしかたはすごかった。
以前から「お寺のお風呂に入りたい!!」と連呼していたのでなおさらです。
ひさしぶりに大きい湯船にみんなで浸かってわいわいと楽しい入浴タイムでした。
それならもういっそ山寺に引っ越す?そう思うのですが、そうできないわけがあるのです。
つづく