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昨日は境内のクスノキの散髪の日だった。
みな寺役員も写経の会のメンバーも総出で境内の清掃作業をした。私も境内の割れた瓦や木切れを子供達と拾った。
その作業中のことだ。
ふと見ると、ある人が境内のイチョウの木をチェーンソーで切りはじめていた。突然のことに「なんで?」と周りの人に聞いても、さぁ?という。
切り倒された木は皆によって瞬く間にチェーンソーで切り刻まれ燃やされた。理由は木の皮がめくれているからそのうち枯れるだろうということだった。

秋、本堂が撤去されたガランとした境内に鮮やかな黄色がどれほど私達の心を癒やしてくれたか。
土砂災害で私達とともに生き残った木がこんな形であっけなく切り倒されたことにただただ涙が止まりません。
あの美しい姿をもう見ることができないのかと思うと、悔しい。悲しい。



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