今日から少しシリーズで金子みすゞさんのことを書きたいと思います。




その前に私がこのことを書くきっかになったのは境内のイチョウの木のことなんです。




昨年2011年の12月の記事と

http://ameblo.jp/ebitama/entry-11101728198.html


つい最近2012年4月の記事


http://ameblo.jp/ebitama/entry-11224520229.html




もしイチョウの木って何の話と思われた方は、もしお暇なら読んでいただけると少し話が分かりやすいかもしれません。




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先日の境内のイチョウの木を切られた事件から、私の中で怒りや悲しみそしてどうしようもない無力感、そういうものが一気に押し寄せてきま した。

どれだけ頑張ったって理解してくれる人はいないんだ。

結局いつだって私は空回りだ。

そんなマイナスなイメージばかりが頭に浮かび、そしてその次には怒りが私の体中に溢れました。

出すはずもない手紙を一心に書き宛名を綴って封をする。また一人で車を移動するときに、決して届かないであろう心の叫びを実際大きな声で叫ぶ。そんなことを繰り返し数日でようやくなんとか怒りも鎮まり、周りが見えるようになりました。

ただ一番私を正常に引き戻してくれたのが、近所のお寺で聞いた矢崎節夫先生の「みんなちがって、みんないい ~みすゞさんのうれしいまなざし~」という講演会でした。

矢崎先生は金子みすゞを世に広めた方で現在金子みすゞ記念館の館長をされています。ご自身も絵本や童謡などの創作活動される作家でもあります。

今回の講演会は、姫路文学館で現在開催中の「金子みすゞ展」のためにこちらにお越しになられていた先生が、オープニングセレモニーの前日夜に時間が空いているということで旧知の仲であったご住職とのご縁で急遽開かれたものでした。

私は無理を言って母に子供たちを預け、父と二人で伺いました。

もちろん以前から「金子みすゞ」という童謡詩人の存在は知っていましたし、読んだこともありました。でも本当の意味で彼女の良さを知ってはいなかったのだということに気づかされました。




つづく