絵本というか児童書なんでしょうけど、最近の寝る前のお気に入りの本が、
「モモちゃんシリーズ」です。
モモちゃんとアカネちゃんの本(1)ちいさいモモちゃん (児童文学創作シリーズ―モモちゃんとアカ.../松谷 みよ子
¥1,155
Amazon.co.jp
実は私は自分で読んだ記憶がありません。
でも母のやっている学習塾に年季の入った「モモちゃんとプー」があったのでたぶんうちにあったものでしょう。早速試しに読んでみたのです。
するとすごくおもしろくて、5歳の娘はもちろんのこと、3歳の次女も絵のほとんどない児童書に引き込まれた様子。もちろん私も松谷みよ子ワールドにはまってしまったのです。
それから毎日少しずつ読み進めています。
この「モモちゃんシリーズ」は全部で6冊あるのかな。現在はまだ3冊目を読み終えたところ。
そのうちのこの第3冊目「モモちゃんとアカネちゃん」では、事件が起こるのです。
モモちゃんとアカネちゃんの本(3)モモちゃんとアカネちゃん (児童文学創作シリーズ モモちゃん.../松谷 みよ子
¥1,155
Amazon.co.jp



それは両親の離婚。このお話は児童書で初めて離婚について書かれた本だと聞きました。
私の娘たちはなんのことかはわからない様子でしたが、例えばもう少し社会のことを理解できる時にもう一度読めば、お母さんの苦しみとか、夫婦や家族のことなんかをすごくわかりやすく伝えてくれる本ではないかと思うのです。ただこの第3巻、死神がでてきたりしてちょっとチビちゃんには怖かったみたいです。ちなみに私は離婚危機でもなんでもないですよ、念のため(笑)

ファンタジーと現実の混ざり具合が絶妙で、全く違和感のない世界。
例えば、飼い猫のプーは普通に皆と話ができるし、おいしいものが好きなクマさんが出てきてごちそうをつくってくれるし・・・。でもそれが本当に当然のようなのです。むしろそういう世界が本当に隣にあるかのように。そして子供の話す言葉そのままで書かれた文章も読み聞かせする際には本当にスムーズで、子供がスッとその世界に入りやすいのでしょう。また景色の描写、心の描写を表現する文章が素敵過ぎです。


モモちゃんシリーズ、子供だけでなく、大人も十分楽しめる素晴らしい本だと思います。
ただ私、子供がいなければ読んでいなかったかもしれません。

そういう意味でも子供には本当に感謝です。